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ITエンジニアのテレワークは、ぶっちゃけサボり放題? 実際どんな感じ?
といった疑問について、筆者の経験を元に記載していきます。
テレワークは、オフィスで仕事をするよりも容易にサボれてしまう事、また、自宅環境の様々な誘惑もにより、サボろうと思えばいくらでもサボれてしまう事は事実であり、実情だと感じています。
ITエンジニアも例外無く、サボりやすい特性は変わりません。
テレワーク実績も含め、筆者について簡単に自己紹介させて頂きます。
▼筆者の紹介(ITエンジニアとしての業務経験) IT業界経験年数 7年(営業経験:4年SE経験:4年) ▼テレワーク実績(出社:テレワークの割合) 2020年:(出社9割:テレワーク1割) 2021年:(出社5割:テレワーク5割) 2022年:(出社0.1割:テレワーク9.9割) ▼案件や業務の経験 ・PCキッティング・展開 ・各種ネットワーク詳細設計・構築 ・各種サーバー設計・構築 ・ヘルプデスク(Windows、Office365製品サポート) ・仮想化設計/構築 ・クラウド設計/構築
筆者のSEプロフィールの詳細については、下記記事で紹介しています。
テレワークはサボり放題?という問いに関しては、「YES,サボり放題可能」という結論付けになります。
しかしながら、テレワークの根幹はサボるためでは無いという事は、皆さん周知の事と思います。
なぜ、人はテレワークだとサボってしまうのか?
サボることは、悪い事なのか?
テレワークでサボらないためにはどうしたらいいのか?
上記について、筆者の経験を元に考えを記載していきます。
※エンジニアという職種は、テレワークが可能で、かつテレワークの実態はサボりたい放題か?という事実のみを確認したいという方は、ここで結論完結ですのでどうぞページを閉じてください。
テレワークでのサボり経験者は7割いる
2020年のマイナビニュース会員へのアンケートによると、7割の人がテレワーク中にサボったことがあると答えたそうです。
▼テレワークの経験があるマイナビニュース会員181人にアンケートを実施
出典:マイナビニュース
Q:テレワーク中に仕事をサボったことはありますか?
ある:74%
ない:26%
https://news.mynavi.jp/article/20201205-1478522/
多くの人が、テレワークでサボってしまった経験があるようです。
サボることは悪いことなのか?
サボることは、良いか悪いかで言えば、悪い事だと思います。
しかし、どんなに悪い事ですよと言っても、自宅環境という特性から、人がサボってしまいやすいという傾向は、致し方無い事だと筆者は考えます。
筆者も2020年、新型コロナの影響による1回目の緊急事態宣言の頃から、テレワークによる勤務が始まる事となりました。
10代の頃はアルバイト、20代からは社会人として仕事をしてきましたが、
在宅勤務という形は、筆者も初めての経験でした。
仕事中だけど、自宅にいる という事から、
実際に筆者がサボってしまった実例を記載します。
▼筆者のサボり実例 ・朝、出勤の連絡だけしてそのまま寝てしまった ・昼休みにyoutubeを見ていてそのまま昼休みが過ぎていた ・育児(2~3歳)に追われて、数十分近く業務を離れていた
・・・筆者も例外なく、業務中にサボった事のある一人という事になります。
どれだけサボったか では無く、成果がどれだけ出せるかを考える
テレワークでサボることは悪い事だから、どうやったらサボらない様になるか?
という考え方は、まず、やめた方が良いと筆者は思っています。
自宅という環境で、業務中だけどやるべき仕事がもし無かったとしたら、多くの人間は業務以外の事をしてしまうのは、人間の特性からして致し方ない事だと思います。
業務中、どれだけの時間サボったか? では無く、
結果的に、どんな成果を出す事ができたか に着目するべきです。
極端に言ってしまえば、 1週間のうち、毎日4時間サボっていようが120%の成果が最終的に出せればそれで良いという考え方です。
しかし、これは働く側・働く人を管理する側とも、どちらにとっても簡単な事ではありません。
テレワークで成果を出すためには(見える化の重要性)
成果を出す為には、まず成果を可視化(見える化)する事が最も重要です。
成果に関する考え方について、悪い例を良い例を下記に記載します。
▼成果の可視化の良い例と悪い例 ×悪い例 今週は、設計書の作成をとても頑張った。 〇良い例 今週は、Aの設計書を10%の進捗から100%の完成進捗まで仕上げた。 しかし、当初10時間の稼働の見積もりだったが、完成までに15時間を要してしまった
前者の悪い例では、成果が「とても頑張った」という言葉に集約されています。
この表現では、どれくらい仕上がったのか(進捗)、費やした時間が長かったのか短かったのか(効率・非効率)等が判断できません。
後者の良い例では、 10%・10時間 のように、具体的な数値に基づいて表現をしているため、進捗具合や、時間の効率性の判断ができます。
働き方の新しい考え方(働いた時間では無く、成果を考える)
▼従来の古い成果の考え方(勤務時間集約型) 1日8時間の業務時間のうち、小休止を引いて7時間30分の働きをしたが、A設計書を今日仕上げる事ができなかった、進捗を上げるため2時間残業をした。
▼新しい成果の考え方(成果重視型) テレワークで、子供の幼稚園の送迎のため、朝と夕方に少し業務を抜けた。しかし、それ以外の時間は自宅環境で集中して作業を行った。A設計書は本日70%の進捗まで仕上げた。
従来の古い考え方では、〇時間 という勤務時間に最も重きを置いています。
新しい考え方では、〇時間に重きはおいていません。〇%という進捗の具体的な数字に重きを置いています。
働く側も管理する側も、成果を管理する事が必要な時代
人間は、楽な方・楽な方へと行きたがる生き物です。
この原理原則に真正面から対抗しようとするのは、ナンセンスだと筆者は感じています。
どうやったらテレワークでサボらないようになるか?を考えるのではなく、
テレワークでどうやって成果を出す事ができるか?に着目する事が大事と考えます。
働く側は、自分の具体的な仕事の成果をイメージできるかがポイントです。
管理する側は、働く側の成果を見える化することがポイントです。
成果がしっかり可視化・管理され、臨んだ成果が出せるのであれば、もはやサボる・サボらないはそもそも議論の必要性が無くなってくると筆者は考えています。
是非、新しい成果の考え方を取り入れて、新しい時代のワークスタイルが今後も多く広がっていけばと願っています。
ITエンジニアがテレワークで成果を出すためのマインドについては、下記記事も確認してみて下さい。