ITエンジニアが出社するメリット(テレワークのデメリット)

通勤で雑談をする男性 ITエンジニア(インフラ)
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昨今では、ITエンジニアのテレワークも普及してきました。

筆者はインフラ系のITエンジニアで客先常駐ですが、2022年度は9割以上テレワークとなっています。

テレワークとなることで、通勤に費やしていた時間が育児や趣味に費やせる等、出社していた時と比べ、多くのメリットを感じています。

しかしテレワークには多くのメリットがありますが、同時にデメリットもあると筆者は感じています。


筆者について簡単に自己紹介を致します。

▼筆者の紹介(ITエンジニアとしての業務経験)
IT業界経験年数 7年(営業経験:4年SE経験:4年)

▼案件や業務の経験
・PCキッティング・展開
・各種ネットワーク詳細設計・構築
・各種サーバー設計・構築
・ヘルプデスク(Windows、Office365製品サポート)
・仮想化設計/構築
・クラウド設計/構築


テレワークによる一番のデメリットは、他者とのコミュニケーションです。

テレワークが普及したことにより、職場でのコミュニケーションの仕方が大きく変わってきたと筆者は感じています。

例えば、下記のように場面が、テレワークになり無くなってきたと筆者は感じています。

▼出社からテレワークになり、変化したコミュニケーションの場面

・いつも当たり前のように対面で話していたコミュニケーションが無くなった。
・嫌いな人が職場に居た、周りがうるさい環境だったが、自宅になり静かになった。
・違う部署はチームの人間と、仕事以外の話をする機会があったが、在宅になり無くなった。


他社とのコミュニケーションにも色々あります。
自分にとってプラスになるものもあれば、マイナスになるものもあるでしょう。

しかし、テレワークになり目に見えて無くなったのは「対面による会話(雑談)」です。

会話や雑談が少なくなる、または完全に無くなる事は、ITエンジニアにとってデメリットだと筆者は感じています。

では、具体的に、コミュニケーションが変わったことによるデメリットとは何か?
筆者の体験を元に記載していきます。

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出社すると色んな人がいて、話す事ができた

常駐している環境にもよりますが、例えば、常駐先に出社すると、下記のような人達が居ると思います。

・チームメンバー
・チームの上長
・他チームのメンバー 等

筆者は、どちらかというと「おしゃべり」なタイプなので、ごく一部の嫌いなタイプを除き、基本的に無駄話(雑談)をよくしていました。

業務に必要な話はもちろんですが、業務に直接必要のない事や、業務と直接関係のない人達とも出社することで無意識にコミュニケーションを取っていたと思います。

この出社時に取っていた無意識なコミュニケーションが、テレワークになった事で変化したポイントを続けて記載していきます。

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テレワークでは、業務に関係の無い人達との接点は無くなる

テレワークの環境にもよると思いますが、
基本的に、テレワークの時のコミュニケーションツール(TeamsやZOOM等)では、業務に関係のない人とはコミュニケーションは取れなかったりします。

なので、例えばですが「顔見知りで世間話はたまにしていた」ような人達とのコミュニケーションは、テレワークになると基本的に皆無になる事が多いと思います。

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雑談する時間が圧倒的に減る

次に、一番感じるのは「雑談」する時間が圧倒的に減る事、また雑談が圧倒的にしづらくなる事です。

仕事に必要な話は、打ち合わせとして設定をして、オンラインで会話をします。
その他、朝礼や夕会など、定例的な話の場も設けたりすることはあると思います。

が、困難なのは、 「目の前にいる感覚でちょっと話かけること」 です。

テレワークでも、誰かと話そう!と思えばいつでも話せます。 でも、真横に人は居ないので、
「今話せますか?」といったワンクッションが必要になります。

雑談をするときは、このワンクッションが弊害に感じる方は多いと思います。

結果、対面では無意識に交わされていた雑談の回数・時間はテレワークでは大幅に減る事が多いです。

雑談から発展するイベントもあり、様々なメリットがあった

筆者はどちらかというと、おしゃべりなタイプです。
また、客先に常駐しながら顧客と契約の調整をしたり、営業的な会話をする事も多くありました。

エンジニアでは無く、営業選任だった時は、現場には居ませんので、顧客と会話をするのは、
「電話やメール」や、「アポイントを取って打ち合わせ」といった手法です。

しかし、エンジニアとして常駐する場合は、上記の手段に加えて「直接話しかける」という手段が使えます。

常駐エンジニアが、営業上最も有利なのは、顧客と間近に居る時間が長い という事です。

顧客と間近で仕事をしている時間が長いと、心理的にも「単純接触効果」により好感度が高まる事がわかっています。

▼単純接触効果(ザイアンスの法則)

単純接触効果とは、何度も繰り返し接触することで警戒心が薄れ、好感度や評価が高まる効果のこと。1968年にアメリカの心理学者ロバート・ザイアンス(Robert Zajonc)が発表し、「ザイアンスの法則(ザイオンスの法則, Zajonc effect)」「ザイオンス効果」とも呼ばれる。

引用:シマウマ用語集

これは顧客に限らず、チームメンバー等の他者との好感度 にも当てはまると思います。

人と人とは、「直接話す機会が仮に無かったとしても、好感度という隠しパラメータが上がっている可能性が高い」という事です。

出社する事によるコミュニケーションメリットまとめ

コミュニケーションの観点において、出社時のメリットをまとめてみます。

▼出社時のコミュニケーションメリット

・出社をすることで、直接対面する事が可能
・直接対面をする事で、雑談が用意に可能
・話をしなくても近くにいるだけで、心理的に人の好感度は上がる

テレワークには多くのメリットがありますが、出社して対面のコミュニケーションが可能になると
それもまた、多くのメリットがあると筆者は感じています。

最近テレワークでの勤務にも慣れてきた という方も、是非「出社」するメリットについて
今一度考えてみてはいかがでしょうか。


ただし、出社してもコミュニケーションする相手がいない(他の人はテレワークで、結局オンライン会議をしていたりなど)場合は、出社する対面でのコミュニケーションメリットはありませんので、注意が必要です…。

出社・在宅の選択が可能な今後の働き方の課題

テレワークによる勤務も主流となってきた昨今は、これまで当たり前に出社して交わされていた対面コミュニケーションの重要性 について、今一度考えなおす必要があると思っています。

特に、社会人になって間もない若い世代の方や、テレワークという働き方に慣れてない方たちを管理する側にとっては、コミュニケーション面での課題は早急に検討・解決が必要となるでしょう。

在宅・出社、ハイブリットな働き方にも対応したコミュニケーションを取る事、また管理していく事が必要だと筆者は感じています。




テレワークによる勤務の実態については、下記記事も参考にしてみて下さい。