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ITエンジニアは、8時間以上の残業を行う事があります。
残業は基本的誰しも、できればやりたくないものだと思います。
しかし、インフラエンジニアの仕事は
案件や会社や風潮によっては残業が当たり前だったりする事も多いです。
残業が続くと、エンジニアにとってどのような影響があるのでしょうか?
筆者について、簡単に紹介させて頂きます。
▼筆者の紹介(ITエンジニアとしての業務経験) IT業界経験年数 7年(営業経験:4年SE経験:4年) ▼案件や業務の経験 ・PCキッティング・展開 ・各種ネットワーク詳細設計・構築 ・各種サーバー設計・構築 ・ヘルプデスク(Windows、Office365製品サポート) ・仮想化設計/構築 ・クラウド設計/構築
筆者のSEプロフィールの詳細については、下記記事で紹介しています。
仕事の納期が迫っていたり、想定外のトラブルが起きたり、
残業が必要になる事も、エンジニアの仕事をしていると起こると思います。
筆者も、会社員という立場だった時は、様々な理由で残業対応を行ってきました。
残業によって対応出来た事柄ももちろんあります。
しかし、残業によって寝不足になったり、ストレスが見えないうちに蓄積される。
ストレスが溜まるから酒をたくさん飲んで発散する。そして二日酔いになる・・・。等
身体はとてもいい状態だったとは言えません。
残業が続くと身体にはどんな影響が出るのでしょうか?
科学的な根拠に基づき、考えていきます。
人間の集中力は、半日(13時間)しか持たない
2022年に開催された「睡眠シンポジウム2022」では、
人間が集中できるのは朝目覚めてから 13時間以内で、集中力の切れた脳は酒気帯びと同程度の、さらに起床後15時間を過ぎた脳は、「酒酔い運転と同じくらいの集中力しか保てない」と発表されています。
▼人間の脳は、起きてから「13時間」しか集中力が持たない
引用元:https://logmi.jp/business/articles/327088
人間が集中できるのは起朝目覚めてから 13時間以内で、集中力の切れた脳は酒気帯びと同程度の、さらに起床後15時間を過ぎた脳は、「酒酔い運転と同じくらいの集中力しか保てない」
これを、一般的な8時間労働の時間に当てはめてみると下記の通りです。
朝6時に起床し、9時から勤務。8時間勤務、定時の18時以降を過ぎた場合
集中力が続くのは19時までで、それ以降は酒気帯びと同程度の集中力。
さらに、21時を過ぎると酒酔い運転と同程度の集中力しか発揮できない。
つまり、残業して仕事を続けても、「酔っぱらいながら仕事をしているようなもの」 という事です。
とても、効率的に仕事ができる状態ではありません。
日本は世界で一番睡眠時間が短く、労働生産性も低い
続いて、睡眠と生産性に関するデータも発表されています。
残念な事に、日本は世界で1番睡眠時間が短く、そして労働生産性も低いようです。
睡眠時間と、労働生産性が最下位
引用元:https://logmi.jp/business/articles/327088
▼OECD加盟諸国の労働生産性(2020年)
日本:OECD38ヶ国中28位
▼平均睡眠時間(2020年)
日本:6時間23分(世界に比べて最下位)
世界平均:7時間8分45秒
諸外国の同データを見ると、アメリカ:7時間9分50秒、フランス:7時間23分2秒となっています。
日本人がどれだけ寝不足なのかは、明らかですね。
そして、寝てない上に生産性も低いという、とても残念なデータが出ています。
残業は健康・仕事の生産性、効率性すべてに悪影響しかない
以上のデータから、8時間を超えて残業をすると集中力は続かないこと、そして睡眠時間も短くなり生産性も落ちてしまう事がわかりました。
残業(8時間以上の労働)は、「健康・仕事の生産性、効率性」すべてに悪影響しかないという事になります。
残業=人体への健康被害のリスク増大 という事を、まず認識すべきでしょう。
ITエンジニアは、パフォーマンスを上げるためにも残業を回避すべき
筆者はITエンジニアとして約5年、業務を続けています。
2020年度にフリーランスとして独立しましたが、それまでは会社員(サラリーマン)でした。
ITエンジニアという仕事を会社員でやっていると、どうしても残業をせざるを得ない場面は、多々出てくると思います。
しかし、残業=健康被害のリスクが増えるいう意識は、まだ日本の社会にはあまり浸透していないように感じています。
残業を続けると、仕事の生産性も落ちる為、エンジニアとしてのパフォーマンスも低下します。
ITエンジニアは、パフォーマンスを上げるためにも、残業をしないように立ち回るべきだと筆者は確信しています。
ITエンジニアが残業を回避するために必要な考え方については、下記記事も参考にしてみて下さい。