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こんにちは。terminationです。
IT業界でエンジニアで働いていくためには、どんなスキルが必要でしょうか。
技術力や知識等のスキルはもちろん必要ですが、エンジニアにとって一番必要なスキルは、
「調べる力」だと私は思っています。
技術や知識を学ぶ方法は、大きく分けて2種類になると思います。
▼技術や知識を学ぶ2つの方法 ①研修はOJT等により、「人に教えてもらい、学ぶ」方法。 ②自己学習などにより、「自分で学ぶ」方法。
調べる力とはなんなのか?
また、なぜ調べる力が重要なのか?という事について、この記事では書いていきたいと思います。
「調べる」 という基本的かつ最重要スキル
前述しました技術や知識を学ぶ2つの方法のうち、人に教えてもらうのと、
自分で調べるのとでは、どちら楽でしょうか。
断然、人に教えてもらう方が楽ですよね。
自分で調べるというのは、面倒ですし、実はかなり難しい動作になります。
そして、この「調べる」という動作が、インフラエンジニアにとっては
非常に重要なスキルになります。
「調べる」とった動作について、少し例に例えて説明してみます。
「調べる」 という動作の例
「調べる」というのは、もう少し細かく分けると、「調査する」「仮説を立てる」「検証してみる」「結果を考察する」といった動きに分けられます。
例えば、「youtubeに動画をアップロードしたい」 と思ったとします。
▼「youtubeに動画をアップロードしたい」時の調べる動作の例 ・まず動画はiphoneで取るとして、アップロードはどうしたらいいんだろう?【要件】 →調べてみる。(ググってみる)【調査】 →youtubeのアカウントが必要なんだ。じゃあ作ろう【検証】 →作ることができた。【結果】 ・動画の編集も必要だ、どうやったらいいんだろう?【調査】 →調べてみてフリーソフトで編集できそうだ。試してみよう【検証】 →うまくいかなかった。【失敗】 →別のソフトを検索してみよう【再調査、検証】 ・動画のアップロードをしよう →動画の容量が大きくて時間かかる。編集ソフトの機能で減らせたりしないかな?【仮説】 →ソフトの機能を調べてみる【調査】 →今のソフトでは、有料化しないとコーディングの機能が使えなかった。【結果】 →他に使えるソフト無いかな・・ →また調べてみる・・・【調査】 →調べた違うソフトを使ったら、容量を減らす事ができて、アップロードができた!【結果】
「調べる」という動作に紐づく、「動機付け」と「疑問を持つ事」
調べるという動作には、動機付けが必要です。
上記の場合は「youtubeに動画をアップロードしたい」という想いが、調べる動機付けになっています。つまり、自分に興味がある事です。
自分の興味がある事には、調べたい、知りたいという動機が生まれます。
そして、調べて解決しないと、「なぜなんだろう?」と、疑問を持ちます。
疑問を持つことで、また調べて解決しようとします。
この「疑問を持つ」「調べる事に動機付けが生まれる」「そして調べる」
という一連の流れ、つまり「疑問を持って、調べる事」が、非常に重要なスキルとなります。
興味が無いことは、人は調べない
当たり前ですが、人は興味が無いことは調べません。
道端を歩いていて、紫の花 が咲いていても、「なんていう名前の花なんだろう?」なんて、
普通の人は疑問に持ったりしませんよね。
興味が無い事は、人は調べようとしない、または調べるのに力がものすごく必要です。
なぜ、エンジニアには「調べる力」が重要なのか?
ITエンジニアとは、ITという分野において専門的な知識や技術を使用する技術職です。
つまり、専門的な知識を知り、学ぶ事ができないと、仕事は成り立ちません。
ITエンジニアで働く全て人間は、ITという分野の全てに興味を持っているでしょうか?
答えは Noです。
しかし、IT業界で働いていくには、専門的な知識を知り、学ぶ事が不可欠です。
学ぶ方法とは、大きく分けて「調べる」か、「人に聞く」の2種類です。
興味が無い人間は、「調べられない」または「調べるのに苦労する」ため、「人に聞く」方を選びます。
ここで、「調べる力」を持っている人間と、持っていない人間で、能力や評価に差が生まれます。
では、興味を持っていない分野について、「調べる力」を強くするにはどうしたらいいでしょうか?
「調べる力」とは、動機付けが「興味」か「疑問」か の違いだけ
ポイントは1つです。
▼調べる力を強くするためのPOINT 興味が無くても、「疑問を持つ」ことができれば、調べる力は強くなる。
調べる力には動機付けが必要です。
「興味がある」 という動機付けが無い場合は、「疑問を持つ」という動機付けをしてあげればいいのです。
疑問を持つことができれば、調べる事は可能となります。
そして、「疑問を持つ」「調べる」力が強くなると、「自分で調べて学ぶ力」が強くなるため、
他者(調べる力が弱い方たち)と差が生まれ、IT業界では活躍ができます。
最低限の道しるべを参考に、詳細は自分で調べて身に着ける
未経験の方がSEのスキルを身につけようとしても、何を調べていいかもわからない という事はよくあると思います。
また、疑問を持つ、調べるという動作は、ある程度、訓練(練習)をして力をつける必要があります。
そこで、当サイトでは、「調べるスキル」を身に着けていく為に最低限必要となる道しるべ情報を、記載していきたいと思います。
PC設定というスキルを身に着けたい
→PC設定の具体的な作業項目の一覧をまず説明(PC名の設定、ユーザー名の設定・・・等)
→設定の具体的なやり方については調べていく※
→調べた結果、実機で検証し、結果を確認する。
※あまりに特殊な知識や手順については、補足を入れようと思います。
→どうしても自身で調べた結果、答えにたどり着けない場合のみ、問い合わせて答えを聞く
調べる力を身に付けば、エンジニアとしては一生食っていける
未経験からITエンジニアを目指す方向けに、これからインフラエンジニアとして必要な知識、スキル、
技術要素について、これから記事を書いていこうと思います。
全ての設定手順等、答えの全容を記載はしないようにしたいと考えています。
目的と注意点、そしてたどり着きたい答えを書き、実際に調査・検証をする。
そして、「調べる力」と「疑問を持つ」を力を身に着け、同時にインフラスキルも身に着ける。
IT業界は、日々進歩・変化していきます。
Window10 の設定知識なんてものは、いくら身に着けても、もうWindow11になるので、いずれ使えなくなります。
一番必要なのは、製品固有の知識ではなく、「調べる力」です。
この力さえ身についてしまえば、ITエンジニアとして仕事が無くなることはありません。
解らない技術は、「調べる力」を持って調べ、学び自分のスキルにすればいいだけです。
当たり前のようですが、この力がついていないエンジニアが少なくとも日本には大勢います。
是非、頑張って「調べる力」スキルを身に着け、IT業界で活躍できる逸材となっていきましょう!