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埼玉県の奥武蔵・秩父周辺には武甲山・伊豆ヶ岳・丸山といった山々があります。
西武秩父線の各駅から登山可能な、アクセスの良い山々です。
今回はそんな西武秩父線沿いの山々から、芦ヶ久保駅からアクセス可能な山の1つである武川岳へ日帰りで登山してきました。
終着駅は、同じく西武秩父線の正丸駅 となります。
筆者の自己紹介をさせて頂きます。
▼筆者の自己紹介 1987年生まれ 36歳 男 身長:165㎝ 登山歴:1年目の初心者 登頂した山:伊豆ヶ岳、日の出山、日和田山、高尾山等 運動歴:筋トレ、キックボクシング経験3年 職業:ITエンジニア <登山ポリシー> ・車不使用、バスも極力使わず、電車のみで計画しています ・人があまりいない山々、マイナーなルートを目指して登山しています
筆者のプロフィールの詳細は下記をご確認下さい。
今回の武川岳~正丸峠の縦走ルートは距離約13km、獲得標高約1200mとなります。
筆者の足で約7時間程度の道のりでした。
急斜面、ロープを掴んで進む道のりもあり、体感の難易度はやや厳しめです。
ある程度山登り経験のある中級者以上の方にオススメのルートとなります。
武川岳へのアクセスルート
武川岳へのアクセスは、「西武秩父線の芦ヶ久保 or 正丸の各駅から目指すルート」と、「飯能駅から名郷までバス移動、名郷から目指すからのルート」の2つのルートが想定されます。
武川岳へのアクセスの候補について記載します。
▼武川岳へのアクセス候補 ◆西武秩父線の各駅から直接アクセス ・芦ヶ久保駅→武川岳(二子山・焼山経由):(約4時間) ・正丸駅→武川岳(長岩峠経由):(約3時間) ◆名郷バス停経由のアクセス ・飯能駅→バス(約60分)→名郷→武川岳(約2.5時間)
今回は、芦ヶ久保駅→武川岳(二子山・焼山経由)ルートでの登山です。
登山ルート、予定スケジュール
登山ルート概要
武川岳 芦ヶ久保駅 発~正丸駅 着 / terminationさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
▼ルート情報 ●芦ヶ久保駅~二子山~焼山~武川岳~前武川岳~山伏峠~小高山~正丸峠~●正丸駅 (●=トイレありの地点) ▼距離 13.2km ▼登り 約1200m ▼下り 約1200m ▼想定移動時間(休憩を含まない、「山と高原地図」のコースタイムを元に算出) 7.0時間 ▼実績時間 7.0時間(休憩40分程度を含む)
今回のルートの特徴・見どころ
今回のルートの特徴や見どころを、筆者独自の観点でご紹介します。
登山道までのアクセスの良さ:★★★★★(非常に良い)
→芦ヶ久保駅を出るとすぐに看板が見え、登山口となるためまず迷わないでしょう。
終着の正丸駅も、登山口を下りて基本一本道なのでわかりやすいです。
登山道の険しさ:★★★★☆(やや険しい)
→芦ヶ久保駅を出るとすぐに登り坂が始まります。また、武川岳までの道中にはロープが張られた急斜面の箇所も複数あるため、初心者には少し険しい道のりかもしれません。
また、アップダウンもあり、体力面でも登山経験が無いと辛いところでしょう。
道の分かりやすさ:★★☆☆☆(ややわかりづらい)
→今回、二子山のポイントと、長岩峠手前の沢のポイントの2か所で筆者は登山道から外れました。
一部、道が解りづらい箇所があるので、地図・コンパス・GPSは必須でしょう。
景色の良さ:★★★☆☆(普通)
→視界が広い角度に開けているポイントは多くありませんが、展望の良いポイントは随所にあります。特に、二子山や焼山から眺められる武甲山は圧巻の景色です。
人の多さ:★★☆☆☆(やや少ない)
→今回のルートは、武川岳山頂までは全く人に会いませんでした。
武川岳山頂では5~6組程。武川岳~正丸駅までは3~4組程度の遭遇でした。
芦ヶ久保駅~二子山 駅を出るとすぐに登山道、急な登りが続く
7:30 芦ヶ久保駅を出発します。改札を出て左手に進むと看板が見えてきます。
駅から登山道までは5分程度と近い です。
また、登山道に入るとすぐに登り道が始まりますので、駅周辺でストレッチをするなど、
身体を温めておくことをオススメいたします。
看板通り、線路に沿って登山口を目指して進んでいきます。
看板に沿って進んでいくと、線路をくぐる形のトンネルに入ります。このトンネルを抜けると
すぐに登山道となります。
トンネルを抜けて登山道を進んでいきます。身体が温まっていない場合は、
登る前に足腰の準備運動をしておきましょう。
(筆者は準備運動無しで登ってしまい、脚に疲労が早く溜まってしまいました。)
沢沿いの道を進んでいきます。川の流れる音がとても心地よいです。
水場があります。 看板に沿って二子山方面へ。
この後も急こう配の登り道が続きます。
石が多く、ガレ場のような急こう配な登り道が続きます。足場に気をつけながら進んでいきましょう。
駅から1時間程度、ガレ場を登りきると少し穏やかな道になります。
標高も上がってくるので、木々の隙間から景色も見えてきます。
しばらく進むと、ロープの張られた急斜面の道となります。
足場はそこまで悪くありませんが、勾配はかなりあるので、ロープを支えに確実に登っていきましょう。
ロープの道が続きます。腕を使いながら登れるので、足腰の負担がやや減るかもしれません。
ただし、ロープについては確実に固定されてるかしっかり確認する事を忘れないように。
二子山のポイントに到着です。登り道が一旦落ち着きます。
二子山~焼山 道迷いに注意。急な登り道が続く
視界はあまり大きくは開けてませんが、景色は良いです。すぐ近くに展望が良い岩もあります。
(後述しますが、展望の良い岩方面へ進むのは間違いのルートです。)
展望の良い岩です。ここから武甲山を一望できます。
ここで注意したいのは、この岩場から武川岳へ進む際は、先ほどの武川岳方面の看板地点まで戻る必要がある 事です。
この岩場から、看板地点まで戻らずに進もうと思えば進める道があるのですが、その道は外れです。
足場も狭くなり、危険な道でした。。
(筆者はまんまと、岩場からの景色に見とれてそのまま進んでしまい、痛い目を見ました。)
岩から一望できる圧巻の武甲山。天気が良いとクッキリ見えます。
二子山から正しく分岐を進み、引き続き登り道を登っていきましょう。
まだまだ急斜面の道は続きます。ロープもまた出てきます。ちょっと細いロープで心もとないですが・・。
焼山に到着です。ここもあまり広い視界ではありませんが、武甲山などが一望できて景色が良いです。
看板にある通り、アップダウンがまだまだ続きます。
焼山~武川岳 解りづらい分岐あり、急こう配、ロープ箇所有
焼山から進んでいくと、写真のようにやや穏やかな道に入ります。左手方面へ進みます。
道なりに進んでいきます。やや登りです。
この地点もわかりづらい分岐になっています。
道なりにまっすぐ進むのは間違いで、右側から登れる道があるので、その道が正解です。
先程の地点から登った所地点。少し上ると看板が見えてきます。
登る前の下の道にも看板が欲しいところです・・。
武川岳までの後半戦の道のりです。急斜面の道が続いていきます。
ロープ箇所もいくつかでてきますので、落ち着いて登っていきましょう。
蔦岩山というポイントにつきます。ここまでくると武川岳山頂まではもう少しです。
武川岳山頂に到着です。ベンチがいくつかあり、休憩可能です。
大きくはひらけてませんが、景色を眺めながら休憩可能。
筆者は芦ヶ久保駅から3.5時間程で到着となり、昼休憩としました。
武川岳~山伏峠 穏やかな道
武川岳山頂からはからは、山伏峠方面へ進んでいきます。
前武川岳ポイントを経由し、進んでいきます。
荒れた道は無く、穏やかな道のりが続きます。途中、舗装路を横断する形で東方面へ進みます。
舗装路を横断した地点です。木が伐採されたポイントがあり、腰を下ろして休憩もできます。
適宜休憩を取っていきましょう。
東方面へ引き続き進むと、山伏峠のある道路が見えてきます。
この後道沿いに進むみ道路へ降りて、道路に沿って北上していきます。
山伏峠~小高山 道迷い注意 少し登り
道路に沿ってしばらく北上していき、埼玉県立名栗げんきプラザの施設を経由してさらに進んできます。
しばらく進むと、伊豆ヶ岳方面の登山口が見えてきます。
右手の看板通り登山口に入っていきましょう。
看板に沿って伊豆ヶ岳、正丸駅方面へ進んでいきます。
写真の橋を渡ったあと、まっすぐ沢方面へも進めてしまうのですが、その道は間違いルートです。
右手側から登れる道があるので、その道を進んでいきます。
登り道が少し続きます。今回のルートでは、登りはこのポイントあたりが最後になります。
筆者は前半の登りで大分脚が疲弊していたので、結構このあたりの登りはキツかったです。
長岩峠のポイントに到着します。
ここから南方面に進むと 伊豆ヶ岳山頂へも登る事ができます。(40分程度)
今回は、北方面に進んで 小高山・正丸峠を経由して正丸駅 を目指します。
小高山に到着です。
小高山~正丸峠 下り道
小高山、ベンチもあり見晴らしも良いです。
正丸峠方面へ、看板通りに進んでいきましょう。
正丸峠に到着します。
正丸峠~正丸駅
正丸駅を目指して、下りの階段を進みます。しばらく進むと沢の道に入ります。
沢沿いの道を下っていきます。足元に注意しながら進んできましょう。
看板に沿って正丸駅方面へ。
しばらく進むと、舗装路(登山口)が見えてきます。舗装路に出た後は、道なりに道路を下って進んでいくと、正丸駅が見えてきます。
正丸駅へ到着となります。お疲れ様でした。
今回のコースの感想 想定よりも前半の登りがキツかった
前回は 奥多摩の川苔山へ登山 した後でしたので、川苔山程キツくは無いかと思っておりましたが、
芦ヶ久保駅~二子山~武川岳までの約4時間の前半の登り道が、思ったよりもキツかったです。
特に、芦ヶ久保駅出発直後はすぐに登り道となるので、準備運動は必須と思いました。
アップダウンも結構あるため、初心者にはちょっと厳しい道のりかもしれません。
しかしその分、登頂時の達成感は大きかったです。
伊豆ヶ岳、武甲山と近隣にある山々と比べても、登り甲斐のあるルートだったと思います。