目次
2023年10月、アフターコロナに筆者は約2年ぶりに出勤・現場常駐の案件へ参画しました。
業種は金融系、エンドは情シスです。
情シスに出勤してオンサイトで基本常駐する勤務スタイルです。
この記事では、テレワークからオンサイト出勤に変わって感じたこと、金融系情シスに常駐して感じたことについて、筆者の主観を書いていきます。※
※エンジニア的な、技術的な内容については本記事では記載を致しませんのでご了承ください。
▼筆者の紹介(ITエンジニアとしての業務経験) ・IT業界経験年数 8年(営業経験:4年 SE経験:6年) <案件,業務経験要約> ・PCキッティング・展開 ・各種ネットワーク詳細設計・構築 ・各種サーバー設計・構築 ・ヘルプデスク(Windows、Office365製品サポート) ・仮想化設計/構築 ・クラウド設計/構築
筆者のSEプロフィールの詳細については、下記記事で紹介しています。
テレワークから出勤になって変わったこと(準備・出費)
まず大きな変化は、「在宅中心」だった勤務体系が、「出勤中心」に変わったことです。
出勤中心にあたって、主に下記のような準備を行いました。
基本的に、どれも通勤になったから発生した「出費」です。
・Yシャツを新調した
→約2年間、ほとんどYシャツを着ていなかったため、家にあったものは黄ばんだりくすんでしまい殆ど着れなくなっていましたので、3枚ほど新しく新調しました。(1.5万円程度の出費)
・革靴を新調した
→革靴はさすがに長期保存しても腐りませんでしたが、あたらしく一足新調しました。(約1万円)
・スポーツジムのプランを変更した
→筆者はゴールドジムに所属していますが、出勤の途中でもジムに通う事ができるように、都内の店舗をどこでも利用できるプランに変更しました。(月額で約4000円の差額出費)
テレワークから出勤になって変わったこと(生活・時間)
出勤に変わったことで、1日あたり約3時間通勤に時間がかかるようになりました。
仕事をする時間は、7~8時間で変わりありませんから、単純にテレワークの時と比べると、
1日当たり3時間、一週間(5日)で15時間、1カ月(4週間)で60時間、通勤で時間がかかっている事になります。
言うまでもなく、出勤に変わったことにより、「通勤」が発生します。
テレワークの時は出勤まで0分ですが、通勤の場合は、通勤距離に見合った時間がかかります。
筆者の場合、通勤時間は、ドア to ドア(家の玄関→通勤先のデスクに着くまで)で、片道約1時間と15分くらいです。往復で2.5時間。
しかし、ここにさらに「準備時間」がかかります。
準備時間は、主に下記の時間です。
・着替える時間
・昼食を準備する時間
・荷物を確認する時間 等
これらを合計すると大体30分くらいなので、出勤になって追加でかかる時間は、
往復通勤時間2.5時間+準備時間0.5時間=3時間 です。
通勤に変わって感じるメリット・デメリット
まずデメリットから記載します。
とにかく、時間が多くかかることが最大のデメリットです。(1日あたり約3時間)
1日24時間の中で、今まで使っていた3時間を捻出しなくていけません。
睡眠、家事、自分の時間等、これらの時間が少なくなります。
次に感じるデメリットは、満員電車のストレスです。
朝は通勤ラッシュのため、とにかくストレスが多いです。いいことは全くありません。
次にメリットを記載します。
・通勤そのものが最低限の運動になる
・現場で直接コミュニケーションが取れる
やはり最大のメリットは、現場でのコミュニケーション面でしょう。これに尽きます。
しかし、後述しますが、「効率」を考えた場合、必ずしも週5日間、1日3時間の時間を捻出してまで
出勤する必要性があるかというと、正直、かかる時間に比べてメリットは少ないように感じます。
次に、金融系情シスに常駐して感じたことについて記載していきます。
金融系情シスに常駐して感じたこと(とにかく非効率が多い)
真っ先にお伝えしたいには、「非効率」がとにかく多いという事です。
・高層のオフィスタワーに何百人もの人が集まる
→エレベーターの乗り降りだけでも、人が集中すると時間がかかります。
特に朝と昼は顕著です。1日たった5分間の捻出でも、1週間で25分、1カ月で1時間もエレベータを待ってる事になります。
・モニターが配備されない
→致命的です。 今時、ノートパソコンの1画面と有線マウスで仕事をしているSEなんて、日本くらいなのではないでしょうか?
一応モニター貸し出しの申請はしていますが、在庫が無いとかで3カ月経っても配備されません。
(仕事にならないので、テレワークの人のを借りて仕事はしています。。)
・申請系の業務がやたら多い
→金融という業界の特徴かもしれませんが、コンプライアンス(ルール)がやや厳しめなので、何かをするにしても「申請→承認」というフローが絡みます。
申請系の業務は、「SEとしてのスキルには1ミリもならない」(その現場でしか使えない専門知識がほとんど)ので、ハッキリいって無駄な業務だと筆者は思っています。
金融系情シスに常駐して感じたこと(無駄な要員が多い)
次に感じたことは、 「仕事をしていない人が多すぎる」ということです。
まず、「寝てる人は日常茶飯事」です。
次に、「寝てるどころか全く何もしていない」人もいます。
筆者は担当業務の兼ね合いで、内部の人間の業務PCの利用状況等をモニタリングすることができます。
(本来は不正利用やセキュリティの観点でしか見ないものですが・・)
が、テレワークの人間のPCの利用状況を見てみると・・・
明らかに、テレワーク開始のメールを朝に送信して以降、何もPC触ってないよね?って人がザラにいます。
たった1日だけならまだしも、来る日も来る日も・・・
これで顧客から売上が出ているんでしょうから、本当に驚いたものです。
サボっている本人の問題というより、サボっている人間がザラにいても、それで情シスとして成り立ってしまっている事自体が問題だと思っています。
日本のGDPが上がらないのも良く解るな、と思った非効率な情シスの一面でした。
この記事のまとめ
・出勤になって人とのコミュニケーションが取れるようになったことは、良かった。
・テレワークと出勤では、かかる所要時間とデメリットを考えると、デメリットが多く感じた
・金融系情シスに常駐して一番感じるのは、「非効率」が多すぎるという事
見方を変えれば、「気楽な現場」なのかもしれませんが、
スキルアップやキャリアップの観点では、筆者としては「長く常駐すべきではない(良いキャリアにならない)」と、感じています。