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インフラエンジニアはブラックな仕事環境が多い。
インフラエンジニアは底辺の仕事である。といった情報を聞く事があります。
本当にインフラエンジニアは底辺の職種なのか?といった疑問について、筆者の経験を元に書いていきます。
筆者について、簡単に紹介させて頂きます。
▼筆者の紹介(ITエンジニアとしての業務経験) IT業界経験年数 7年(営業経験:4年SE経験:4年) ▼案件や業務の経験 ・PCキッティング・展開 ・各種ネットワーク詳細設計・構築 ・各種サーバー設計・構築 ・ヘルプデスク(Windows、Office365製品サポート) ・仮想化設計/構築 ・クラウド設計/構築
筆者のSEプロフィールの詳細については、下記記事で紹介しています。
インフラエンジニアの業務の中には底辺と言われる業務もあり、ブラックな側面は確かにあります。
しかし、多くの仕事はホワイトで健全な職種です。
筆者は30歳の時、他業界からわざわざ希望してインフラエンジニアを志望し、この業界に転職しました。
現在では、インフラエンジニアはホワイトで魅力もある業種だと筆者は感じています。
理由を端的にまとめると、下記です。
「休みや勤務時間がホワイトでかつ、業界に未来があり普通の稼ぎが得られる」
インフラエンジニアは他業種と比較して、本当にホワイトなのでしょうか?
なぜ、筆者がインフラエンジニアへの転職を希望したのか?
筆者の経験を元に、説明していきます。
普通に休みがあり、日中の仕事であること(ホワイトの要因)
まず、ホワイトの要因について説明します。
筆者は30歳の時、結婚をしました。
そして、結婚のタイミングでIT業界へ転職※しています。
IT業界に転職した最大の理由は、「普通に休みがあり、日中の仕事であること」の希望を満たした業界、仕事だったからです。
普通の休みと日中の詳細についてそれぞれ書いていきます。
※筆者は20台の時に初めてIT業界へ人材営業としては入りましたが、その後他業界とIT業界を何度か行き来(転職)をしています。
職歴の詳細は筆者プロフィールに記載しています。
普通の休み=年間休日が120日前後あること
筆者は、飲食業界や不動産業界での業務の経験があります。
この業界では、年間休日が100日以下である事がザラでした。
結婚をしたことで、普通に休める仕事を希望していました。
普通に休みがあるというのは、年間休日が120日くらいあること と筆者は定義しています。
下記に筆者の考えを記載します。
▼「普通の休み」の内訳※ ①土日休み 月/8日 ×12カ月 =96日 ②祝日休み 年間 =16日 ③夏季休暇 最低3日 =3日 ④年末年始 最低5日 =5日 ①~④の合計:120日 注※有給休暇は含めない
上記の様に、土日祝日が休みで、夏と年末年始は普通に休みがある仕事を希望していました。
インフラエンジニアは、一般的には平日のみの仕事が多いので、この条件を満たします。
日中9時~18時の仕事であること
筆者が30歳の時、転職する直前だった介護業界は土日祝日は休みでしたが、基本的には下記の通り、日々の勤務時間は9~10時間以上でした。(残業代はもちろんつきません。)
▼介護業界での営業(福祉用具専門相談員)の勤務時間 <通常>8:30~21:00 (勤務) <週1日のノー残業デー> 8:30~19:00
インフラエンジニアは、通常は一般サラリーマンの勤務体系のイメージなので、※9時~18時の日中の仕事です。
ITインフラは衰退しない業界であり、手に職をつけていけること
次に、業界の未来について記載します。
ITインフラとは多岐に渡りますが、スマートフォンやWifi、企業のパソコンやシステム等、いまやITは生活に欠かせない存在であり、それらの基盤となるのがITインフラとなります。
衣・食・住と同様に無くなる事は無い存在ですので、業界として今後も衰退する事は考えにくいでしょう。
また、エンジニアというのは、職人と書き換える事が可能です。
手に職をつけることで、食いっぱぐれる事は無いと考えています。
普通の収入が得られること(スキル次第で挙げていく事も可能)
次に、気になる収入面について記載します。
どれだけの収入が「普通の収入」なのか?は、個々の感覚によるとは思いますが、
筆者の勝手な感覚ですが、「月収(手取り前)=年齢 万円」 を一つの基準にしています。
筆者の場合、IT業界への転職1年目(30歳)の時は、月収は23万円でした。
3年目(32歳)の時に月収が約30万円になったので、このあたりで普通の収入には近づけた と感じています。
また、34歳の時(4年目)に、同年代の平均年収の458万円(下記参照)を超える事ができましたので、
経験年数に関わらず、スキルアップ次第で年収を上げていく事も可能だと考えています。
インフラエンジニアの収入の実態については、会社や経験年数等によってもまちまちであるため、この記事では大きく取り上げません。
下記に、筆者の実績収入値の参考情報と、令和2年度、国税庁の資料による平均年収の数値との比較を記載したいと思います。
▼筆者の収入参考値 30歳:約280万円 (インフラエンジニア転職1年目) 31歳:約320万円 (2年目) 32歳:約400万円 (3年目) 34歳:約500万円 (4年目)※フリーランスとして独立 35歳:約600万円 (5年目)←現在
▼国税庁 年齢階層別の平均給与 より抜粋
引用:国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査(p.19)」
<男性>
20~24歳:277万円
25~29歳:393万円
30~34歳:458万円
35~39歳:518万円
インフラエンジニアの魅力:リモートワークが可能である
最後に、業種の特徴(魅力)としてリモートワークが可能な事 を取り上げたいと思います。
令和2年、新型コロナの蔓延によりIT業界の働き方も大きく変化しました。
全ての会社、業務では該当はしませんが、インフラエンジニア(IT業界)は他業種よりも比較的リモートワークが行いやすい職種である と言えると思います。
リモートワークには利点もありますが、デメリットももちろんあるとは思いますが、
育児や時短等の勤務体系との相性は非常に良い 勤務体系です。
筆者も、4歳になる子供がいます。
18時にリモートワークを終了し、勤務終了後に幼稚園に迎えにいったり、
風邪で幼稚園を休み事になっても、在宅で最低限の仕事が行えたりと、
リモートワークは育児の面でも非常にメリットが大きいです。
リモートワークが可能な業務である事は、エンジニアの業務として大きな特徴の一つであると思っています。
インフラエンジニアには、業界特有の特徴、魅力がある
インフラエンジニアに限らず、IT業界にはしばしばブラック企業・業界のようなネガティブな部分について着目されることもあります。
もちろん、筆者もその一端は経験しており、IT業界、インフラ業界全てが本記事のような内容にあてはまるわけではないと感じています。
しかしながら、リモートワーク可能なメリット等、一つの職種として業界特有の特徴や魅力があるという事を、皆さんにお伝えできれば幸いです。
そして、インフラエンジニアの人口が今後多く増えていく事を願うばかりです。
インフラエンジニアの業務については下記記事でも紹介していますので、
興味のある方はこちらも確認してみて下さい。